母子手帳とセットで「父子手帳」を交付する自治体が増えている。毎日新聞によると、2014年5月現在では12の都県が配布中のほか、横浜市、奈良市などの市町村が単独で発行しているケースもあるという。
母子手帳は母子保健法に基づき市町村が交付するもので、厚生労働省令により様式が定められているが、父子手帳は内容も発行も自由。地域の特色を活かしたオリジナリティ溢れる内容がつくられているという。和歌山市の事例を、MSN産経ニュースが報じた。
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父子手帳は、子供や育児に関心のない男性も手に取りやすくするため、雑誌のように写真を大きく使っている。博物学者の南方熊楠(自由人)や商人の紀伊国屋文左衛門(社交的)ら和歌山ゆかりの人物をタイプで分類し、チャート式で自分の「パパタイプ」を見分けられるページや、「和歌旦那七カ条」という父親の心得などユーモアたっぷりな内容を記載。「男の自習時間」と題したコラムでは、妊娠中の女性の体の変化や0歳児の発育、第1次反抗期とされる「イヤイヤ期」の知識などを紹介している。
担当者は「1人で家事や育児ができる『イクメン育成』のための父子手帳もあるが、ハードルが高い。まずは奥さんの妊娠を機に子育てを考えるきっかけにしてほしい」。
(MSN産経ニュース『父子手帳 配布自治体増える 夫婦の役割、育児参加など「父親教育」』より 2014/06/19 11:06)
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以下、各地が発行している父子手帳の一部を紹介しよう。
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