小説「アルジャーノンに花束を」で知られる作家ダニエル・キイスさんが6月15日、フロリダ州の自宅で肺炎の合併症のため死去した。アメリカのLocus誌(電子版)などが報じた。86歳だった。
キイスさんは1927年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。編集者やコミック原作者、フォトグラファー、教師など様々な仕事を経た後、SF作家としてデビューした。1966年にはオハイオ大学の教授(英文学・創作)に就任、2000年には名誉教授になった。
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近年は、南フロリダで娘たちと暮らしていたという。
映画サイトのシネマトゥデイは、キイスさんの作品について次のように伝えている。
超知能を手に入れた青年の悲哀を描いた小説「アルジャーノンに花束を」は1959年に中編小説として発表され、1966年に長編化された。同作は『まごころを君に』(1968)として映画化されたほか、日本でも2002年にユースケ・サンタマリア主演でテレビドラマ化されるなど、ダニエルさんの代表作となった。
ほかの小説作品には「五番目のサリー」など。1981年には解離性同一性障害を主題にしたノンフィクション「24人のビリー・ミリガン」を発表し、大きな話題になった。
(シネマトゥデイ『「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイスさんが死去 86歳』より 2014/06/18 08:52)
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