タイでクーデターを宣言して全権を掌握した軍事政権の国家平和秩序評議会(NCPO)は6月13日、5月22日のクーデター直後に全土に出していた夜間外出禁止令を首都バンコクを含めてすべて解除したと発表した。治安が保たれていることや、主要産業の観光など経済活動への悪影響を考慮した。47NEWSなどが報じた。
夜間外出禁止令は5月28日からは時間を短縮。さらに、4段階に分けて、全国77県のうち、20県の全域と6県の一部地域で解除されていた。
クーデターに伴い発令された戒厳令は継続している。
(47NEWS「タイ夜間外出禁止、全土で解除 軍政が発表」より 2014/06/13 23:40)
軍に対する国民の不満をかわす狙いがあるとみられる。
軍のトップのプラユット陸軍司令官は、早ければ8月にも暫定政権を発足させる方針を示していますが、プラユット氏自身がそのまま暫定首相に就任する可能性も取りざたされていて、民政に戻るための道のりは不透明なままです。
(NHKニュース「タイの夜間外出禁止令 すべて解除」より 2014/06/14 08:30)
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