1947年、ウォルター・ソプラタは、第二次世界大戦で使用された米軍戦闘機たちが姿を消してしまうことを予期していた。
くず鉄置き場で働いていた彼は、吃音のため兵役に就くことが叶わなかったという。あまった部品として何千もの戦闘機のエンジンが解体され、スクラップされているのを目にした。そこで、第二次世界大戦時に活躍した戦闘機の終幕を傍観するかわりに、ソプラタは広大な土地をオハイオ州に購入してそれらを集め始めた。
Advertisement
間もなくソプラタは、それぞれ1000ドル以下で手に入れたクラシック飛行機の胴体やエンジンを積み上げた。不毛な地は、戦闘機の墓地と化したのである。80年代に完了したそのコレクションは、B-25、Vultee BT-15 Trainerや実験用エンジンが取り付けられた珍しいGoodyear FG-1D Corsairなどである。地元の子供たちが使っていたクラブハウスは、Fairchild c-82 Boxcarの胴体から造られていた。
ソプラタは数年前に亡くなったが、家族は戦闘機の墓場をそのままの場所に、まるで戦士たちをそっとしておくかのように置かれ続けている。そして、博物館からの購買要請さえも拒否しているのである。
幸いにも、写真家のジョニー・ジューがソプラタのコレクションにアクセスを許されてこの豪華な、そしてひっそりとした輝きを下記のような写真に収めることができた。ジューの作品に興味がある方は、彼のFacebookページを訪れるか、もしくは本書の予約購入をお勧めしたい。
Advertisement
[English]
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー