「女性が輝く日本へ」をキーワードに、女性役員や管理職の増加、職場復帰や再就職支援を政策に盛り込もうとしている安倍政権。過去を振り返ると、女性の社会進出のきっかけのひとつとなったのは、1986年に施行された「男女雇用機会均等法」とされる。そこで、5年おきに政府が統計を取っている、「就業構造基本調査」を紐解いて、1987年から2012年の25年間で、女性の雇用がどう変化したのか、データで見てみよう。
1987年から2012年までの25年、仕事に就く女性は増えたが、正規雇用の数は増えていない
The Huffington Post
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1987年の雇用体系を積み上げグラフにした。結婚が多い20代後半に明らかに全体が減っている。このグラフの形をとって、M字カーブという。
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1987年の雇用体系を、割合で見てみよう。20代の正規雇用の率の高さが目を引く。
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2012年の雇用体系を積み上げグラフにした。M字は描いていないが、そもそも20代前半の正規雇用者が少ない。一方で、30代以降の減少幅は少ない。
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2012年の雇用体系を割合で見てみよう。30代から非正規が増える傾向は1987年と変わらない。
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女性の就業率を国際比較した。スウェーデンやアメリカはいわゆる「M字カーブ」がない。30代以降の就業率がひとつのポイントになりそうだ。
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