ウクライナ東部で政権側と親ロシア派の戦闘続く 数十人が死亡

ウクライナ東部のドネツクでは、27日もウクライナ軍と親ロシア派武装勢力との戦闘が続いている。親ロシア派は50人以上が死亡したとしている。
Reuters

[ドネツク(ウクライナ) 27日 ロイター] - ウクライナ東部のドネツクでは、27日もウクライナ軍と親ロシア派武装勢力との戦闘が続いている。親ロシア派は50人以上が死亡したとしている。一方、ドネツクの市長は、前日からの交戦で民間人2人を含む40人が死亡したと明らかにした。

ウクライナ軍は26日、国際空港を占拠していた親ロシア派武装集団に対し空爆を決行したほか、パラシュート部隊による攻撃も実施。26日中には武装勢力を空港から撤退させた。

ただ、銃撃戦は夜通し続き、27日午前も機関銃の銃声が遠くから聞こえた。

ウクライナのアバコフ内相はキエフで記者団に対し、ドネツクの空港は政権側が完全に掌握していると述べ、武装勢力側にはかなりの犠牲者が出たが、政府側の死者はいないと述べた。

また、ヤレマ第1副首相は「ウクライナ領土内にテロリストが1人もいなくなるまで対テロ作戦を続ける」と宣言した。

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