中国の村に落下した「丸くてぎざぎざ」の謎の物体【動画】

中国の黒竜江省にある複数の村の住民が5月16日(現地時間)、空から3つの「UFO」が落ちてきたと報告した。

中国の黒竜江省にある複数の村の住民が5月16日、空から3つの「UFO」が落ちてきたと報告した。

中国新聞網が報じたところによると、これらは丸い金属製の物体で、2つの村に落下した。落下直前に「耳をつんざくような爆音が聞こえ、何人かの村人が大きな火の玉を見た」という。火の玉は最終的に、野菜畑に落下した。

「ものすごく大きな火の玉が見えた。隕石かと思ったよ。落下するまで、家の中に隠れた」と村人の1人はChinaTopix.comに対して語っている。

中国新聞網がさらに詳しく報じたところによると、この球形の物体は銀白色で、「ギザギザの縁があり、焼け焦げた跡で覆われていた」という。

また、Openminds.tvによると、記事に掲載された写真の物体は、「幅が約76センチ、重さが41キログラム近く」あるという。

UFO Crash Lands in China http://t.co/raWuzad7Mxpic.twitter.com/XYwlv6w98z

— ExpandedPerspectives (@ExpandedP) May 19, 2014

捜査当局がこの野菜畑の現場に到着して物体を調べているが、すでにいくつかの報道機関は、大騒ぎとなっているこの物体の正体として考えられる説を取り上げている。

中国新聞網の公式英語サイトであるEcns.cnによれば、村人たちが上空でこの未確認飛行物体を目撃する直前に、通信衛星を搭載したロシアの「プロトンM」ロケットが打ち上げに失敗した。プロトンMは、16日の朝、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた直後にエンジントラブルに見舞われ、大気中を燃えながら落下したという(打ち上げ545秒後に制御用エンジンが故障。炎上して太平洋上に墜落した)。

ロシアは、このロケットは墜落する前にほとんど燃え尽きたと主張しているが、中国の報道機関は、ロケットの燃え残った部分が、この一帯に落下した物体の一部になったのではないかと報じている。以下の動画は、中国で報道されたものだ。文末のスライドショーでは、世界各地で撮影された「UFO(未確認飛行物体)」の動画を紹介している。

[Lee Speigel(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

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