北朝鮮の朝鮮中央通信は5月19日、平壌で8月末に国際プロレス競技大会が開催されると報じた。日本維新の会のアントニオ猪木参院議員と、北朝鮮の張雄・国際武道競技委員会委員長が共同主催する。
平壌国際プロレス競技大会は、日本の国会参議院議員、日本スポーツ平和交流協会理事長の猪木寛至氏と国際武道競技委員会委員長兼国際テコンドー連盟総裁の張雄氏を共同委員長とする競技大会組織委員会が主催し、日本スポーツ平和交流協会と国際武道競技委員会、朝日友好親善協会が後援することになる。
自主、平和、親善の理念の下で行われる平壌国際プロレス競技大会には、日本と米国をはじめ世界の有名なプロレスラーが参加する。
(「朝鮮中央通信」より 2014/05/19)
北朝鮮ではこれまでにも、アメリカプロバスケットボール(NBA)の元スター選手、デニス・ロッドマン氏が平壌を訪問し、バスケットボールの親善試合を開くなどスポーツ交流を通じた外交を行っている。
今回のプロレス大会開催の発表も、北朝鮮が核実験の準備とも受けとれる動きを見せていることについて国際的な非難が高まるなかで、国内外に柔軟な外交姿勢をアピールしたいねらいがあるとみられます。
(NHKニュース「北朝鮮 猪木氏とプロレス開催と発表」より 2014/05/19 11:50)
猪木氏は1995年にも平壌でプロレスを交えた大規模な行事を開催している。
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