[ロンドン/パリ 11日 ロイター] - 第67回カンヌ国際映画祭が、いよいよ14日から25日まで開催される。今年の出品作品はドラマが多く、コメディーが少なめのようだ。
最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門に出品されるのは18作品。日本からは河瀬直美監督の「2つ目の窓」(日本公開7月26日)がノミネートされた。
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そのほか、フランスのジャンリュック・ゴダール監督による「Adieu au Langage(原題)」、英国からはケン・ローチ監督の「Jimmy's Hall(同)」やマイク・リー監督作「Mr.Turner(同)」、また米俳優トミー・リー・ジョーンズが監督も務めた「The Homesman(同)」などが同部門にノミネートされている。
今年のコンペティション部門の審査委員長は、ニュージーランド出身のジェーン・カンピオン監督が務める。
フランス監督協会が主催する部門「監督週間」では、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」も上映される。
また、ニコール・キッドマンが、ハリウッド女優からモナコ公国レーニエ大公妃に転身した故グレース・ケリーさんを演じた作品「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」(日本公開10月)が同映画祭のオープニングを飾るが、モナコ公国の元首アルベール2世公を含むケリーの子供たちが、同映画を「茶番」だと非難している。
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