任天堂の米国法人は5月9日(現地時間)、ゲームソフト「トモダチコレクション 新生活」で、プレイヤーの分身となるキャラクター「Mii」の同性婚ができず、批判が相次いだ問題で、Facebookとオフィシャルサイトを通じて声明を発表。「多くの人々を失望させた」と謝罪した。2014年6月に発売予定の北米版「Tomodachi Life」では、ゲーム内容を変更することは困難としながらも、続編を出す場合には同性婚ができるよう開発を進める意向を示した。時事ドットコムが報じた。
この問題をめぐっては米国の同性愛者やその支援者などの間で見直しを求める声が高まり、任天堂は声明で「多くの人々を失望させた」と謝罪。技術的に大幅な修正を伴うため、「今回は変更は不可能」としたが、続編を出す場合には「ゼロからデザインし、すべてのプレーヤーをより良く表現する」と表明した。
(時事ドットコム「同性婚、ゲーム続編では可能に=任天堂米法人が謝罪」 より 2014/05/10 08:41)
以下に、Facebookに投稿された全文を掲載する。
私たちは「Tomodachi Life」に同性の関係が欠けていたために、多くの人々を失望させたことをお詫び致します。残念ながら、私たちがこのゲームのデザインを変更することは不可能であり、追加のアップデートで、このような重要な開発の変更を完遂することはできません。任天堂では常に、ゲームを通じてつながりを強め、楽しさと喜びを共有することを目指してきました。私たちはこれまで、全てのお客様に楽しさとエンターテイメントを届ける企業としての価値を高めることに取り組んできました。もし次のトモダチシリーズを制作する場合には、全てのプレイヤーに対してより包括的で、よりよい表現となるよう、徹底的にゲームをデザインします。
(Nintendo 公式Facebook より)
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