韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、韓国SBSなどが5月1日、船がバランスを崩し沈没する直前に、乗員と運行会社の社員が電話で連絡をとり、過積載だったと見られる貨物の記録を改ざんし、重量を軽く見せかける工夫をしていたがわかったと報じた。5月2日、MSN産経ニュースが報じた。
韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、韓国SBSテレビなどは1日、船がバランスを崩し沈没する直前に、乗員と運航会社の清海鎮海運の社員が電話で連絡を取り、過積載状態だったとみられる貨物の記録を改ざん、重量を軽く見せ掛ける工作をしていたことが合同捜査本部の調べで分かったと報じた。
(MSN産経ニュース「【韓国旅客船沈没】沈没前、過積載記録改ざん 乗員と運航会社が電話」より 2014/05/02 01:03)
捜査本部は、船が過積載だった上に荷物が固定されていなかったことが、船体がバランスを崩した原因とみている。過積載運航の常態化を会社が黙殺していた疑いも強まっている。
沈没直前、乗員は済州島本社に電話で状況を伝え、本社は仁川支社の物流担当幹部に「過積載が事故原因のようだ。積載量の表示を減らすのはどうだ」と、事実上の記録改ざんを指示。既に事態を把握していた物流担当幹部は「もうやっている」と応じ、約180トン分荷物を軽く見せ掛ける工作が行われた。
(日刊スポーツ「韓国船事故、沈没前に過積載記録を改ざん」より 2014/05/02 00:22)
捜査本部は1日夜、業務上過失致死容疑などで、同社の幹部に逮捕状を請求したという。
捜査本部は4月30日に拘束した同社物流担当幹部の男ら2人がこうした運航や記録の改ざんを指示したとみて追及、1日夜、業務上過失致死容疑などで逮捕状を請求した。
(47NEWS「沈没前、過積載記録改ざん 韓国船事故、幹部に逮捕状」より 2014/05/02 00:14)
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