高所恐怖の人は絶対無理:カナディアンロッキーの「透明な空中遊歩道」【動画】

カナダのアルバータ州にあるジャスパー国立公園内で5月1日、「グレイシャー・スカイウォーク」(Glacier Skywalk)がオープンする。

カナダのアルバータ州にあるジャスパー国立公園内で5月1日、「グレイシャー・スカイウォーク」(Glacier Skywalk)がオープンする。

ただし注意してほしい。心臓が弱い人におすすめできないことだけは確かだ。

この驚異のアトラクションでは、バリアフリーの空中歩道の先が、ガラス張りの展望プラットフォームになっている。絶壁から35メートル張り出しており、280メートル下には、氷河によって削られてできたサンワプタ渓谷(Sunwapta Valley)が広がっている。その高さは、パリのエッフェル塔の最上部にある第3展望台より4メートル高い。

カナディアンロッキーが見渡せるほか、見下ろすと、ガラス張りの床ごしに、氷河や険しい岩山、野生動物などが一望できる(文末ギャラリーで施設の画像を紹介)。

グレイシャー・スカイウォークは、総工費2100万カナダドル(約20億円)で、2012年から建設工事が行われていた。

プレスリリースによると、グレイシャー・スカイウォークのような主要アトラクションが開発されたのは、カナディアン・ロッキー内にある国立公園の中では50年以上ぶりだという。

運営は、コロンビア大氷原(アサバスカ氷河)の雪上車ツアーなどを運営する、ブリュースター・トラベル・カナダ社だ。骨組みが完成したのは2013年10月だが、その設計はすでに国際的な評価を得ており、2011年には、World Architecture Festival(世界建築祭)の「Future Projects」(未来のプロジェクト)部門を受賞している。建設は当時、まだ開始されてもいなかったが、グレイシャー・スカイウォークは世界最先端と呼ばれていた。

グレイシャー・スカイウォークは、ジャスパー国立公園とレイク・ルイーズを結ぶ高速道路93号線沿いにある。自然環境を守るため、雪上車ツアーの拠点となる観光センター「Columbia Icefield Glacier Discovery Centre」から、専用の送迎バスが運行される予定だ。

グレイシャー・スカイウォークへの入場料は、大人が50カナダドル(約4600円)、子供が25カナダドルとなっている。5歳以下の子供は無料で入場できる。

[(English) 日本語版:湯本牧子/ガリレオ]

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