太平洋戦争末期の沖縄戦で破壊された国の史跡、首里城。4月20日、アメリカ軍が撮影した破壊前の首里城をとらえたカラー映像が、大分県の市民グループ「豊の国宇佐市塾」によって公開された。
映像は3秒間。米国の国立公文書館からフィルムを入手。日米の戦争関係資料などから特定したという。首里城北側にあった日本軍の施設を攻撃する米軍爆撃機の記録員が手持ちのカメラで地上を撮影中、旋回した際に首里城がたまたま映り込んだらしい。
映像には首里城一帯が映っており、正殿のほか、住宅地や学校らしき建物などが見える。撮影時期は1945(昭和20)年4月ごろとみられる。
(朝日新聞デジタル「米軍攻撃の直前に空撮 首里城のカラー映像を入手」より 2014/04/20 21:46)
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「豊の国宇佐市塾」は映像をアメリカ国立公文書館から購入し、分析した結果、宮崎、鹿児島、福岡、奈良の様子も収められていた。詳細が不明な残りの6割も今後、解析を進めるという。
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