火星の地表で、不思議な「光」が撮影された。これは、知的生命体の存在を示すものなのだろうか。
未確認飛行物体専門サイト「UFO Sightings Daily」のスコット・ウォリング氏は、キュリオシティが4月3日、火星の暦で589ソル(ソルは火星の1日)に撮影した画像に、謎の光が写っていることに気がついた。
今週撮影されたNASAのこの画像上で、人工的な光が確認された。(中略)光は地表から上方に向かって伸びている。光が発しているところをよく見てほしい。極めて平らであり、この光が地表から放たれているのは100%確実だ。
同地点は4月2日にも、わずかに異なる角度から撮影されている。
マキ氏によるとこの光は、探査車の「右眼カメラ」から撮影された画像には写っているものの、その数秒後に撮影された「左眼カメラ」の画像には写っていない。
「ひとつの可能性として、太陽光が岩石の表面に反射した光であることが考えられる」とマキ氏は米ハフィントン・ポストに寄せた電子メールで述べている。「こうした画像が毎日撮影される時、太陽はこの光と同じ方向の、探査車から見て西北西にあり、比較的低い位置にある」
さらにこの光は単に、撮影に用いられるCCDイメージセンサーの影響で画像上に現れたアーティファクト(データエラー)である可能性もある。
「探査車に携わる科学者チームは、この光が、カメラの保護枠にある通気口を通じてCCDに直接届いた太陽光である可能性も検討している。こうした現象はこれまでも、キュリオシティに搭載されている別のカメラやほかの探査車で、太陽光がカメラに対して一直線に差し込んだ時に起きている」
光の発生原因が何にせよ、火星の地表に「異常」が発見されたのはこれが初めてではない。ほかにも、すでに解明済みではあるものの、ネズミの形をした岩石や「イグアナ」、「ジャム入りドーナッツ」、突如出没した岩などの不思議な物体が見つかっている。
[Macrina Cooper-White(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]
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