2014年3月以降、西アフリカを中心に流行している感染症・エボラ出血熱について、世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補は4月8日、スイスのジュネーブで会見し「極めて対処が難しい」などと強い懸念を示した。NHKニュースなどが報じた。
WHOのフクダ事務局長補は、感染が地理的に広い範囲に及んでいることや、人口の多い首都でも患者が確認されたことなどから、「過去の感染拡大の中でも極めて対処が難しいケースの1つだ」との認識を示し、各国に対して注意を呼びかけました。
(NHKニュース「エボラ出血熱で死者100人超」より 2014/04/09 04:03)
WHOによれば、エボラ出血熱の感染が疑われる死者は、西アフリカのギニアとリベリアで111人に上っている。シエラレオネやガーナなどにも感染が拡大している恐れがあるという。
感染が疑われる死者はギニアで101人、リベリアで10人。シエラレオネ、ガーナ、マリにも感染が拡大している恐れがあり、WHOが調査を続けている。(中略)過去にギニア付近で流行したケースはなかったという。
(MSN産経ニュース「西アフリカのエボラ出血熱「これまでで最も深刻」 WHO、死者110人超」より 2014/04/09 09:05)
エボラ出血熱は、致死率が高い感染症のひとつ。発熱など嘔吐などの症状があり、致死率は25〜90%だという。
WHO(世界保健機関)によると、エボラ出血熱は発熱や頭痛、嘔吐、下痢などの症状があり、出血が見られることもあります。この病気が恐ろしいのは、致死率は25%から90%にもなることです。ウイルスに感染した患者の血液などから感染したり、ウイルスに汚染された器具や動物に触ることでも伝染します。
( THE PAGE「致死率は90%にも ギニアで感染拡大するエボラ出血熱とは?」より 2014/04/02 18:00)
エボラ出血熱の沈静化には、数ヶ月かかるとの見通し。WHOは、現場に専門家を派遣して追跡調査を行い、感染の拡大防止に進める。
「国境なき医師団」もYouTube上に、エボラ出血熱を説明する動画をアップしている。
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