イギリスのウィリアム王子の長男ジョージ王子(8カ月)が、初の公式外遊に出かけている。イギリス王室の通例を破っての外遊だが、オーストラリアの経済発展にも貢献しているという。
■ジョージ王子、8カ月で初外遊
ウィリアム王子夫妻とジョージ王子は4月7日、ニュージーランドの首都ウェリントンに到着した。ニュージーランドには10日間滞在し、次いでオーストラリアを訪れる。テレ朝ニュースが報じた。
イギリスのメディアによりますと、ロンドンから飛行機で丸1日がかりとなる移動は、乳母など11人が付き添う万全のサポート体制で臨んだということです。一家は16日までニュージーランドに滞在し、2011年の地震による被災地などを訪れ、その後は25日までオーストラリアを訪問します。
(テレ朝ニュース「英国 ジョージ王子が初外遊 生後8カ月で」より 2014/04/07 10:18)
1歳未満の王子が外遊にでるのは今回が初めてではない。ウィリアム王子も生後9ヶ月で、チャールズ皇太子とダイアナ妃と共に、オーストラリアとニュージーランドを訪れている。それまで子供はナニーとともに国に残っていたのが通例だったため、このときの子連れ外遊は「革新的」だと報道された。
■破られたイギリス王室の「通例」とは
今回の外遊でウイリアム一家は、イギリス王室の通例を一つ破った。王位継承順位2位のウィリアム王子と、3位のジョージ王子が、同じ飛行機に搭乗したのだ。
イギリス王室では飛行機事故やテロ攻撃などの事態を想定し、2人以上の直系の王位継承者が同じ飛行機で移動してはいけないことになっている。そのため、今回の搭乗では、エリザベス女王の許可を得る必要があった。一家が同じ飛行機に乗ることについてウィリアム王子とキャサリン妃は、別々に登場するより安上がりだと、コストの面からも主張したという。
■ジョージ王子、早くもオーストラリアの「経済発展」に貢献
ジョージ王子の外遊は、既にオーストラリアの経済発展にも貢献しているという。オーストラリア・コアラ基金からジョージ王子に贈られたリュック(約1427円)がテレビや新聞で紹介されたところ、あっという間に完売したというのだ。日刊スポーツが報じている。
(リュックは)最初の訪問国ニュージーランド・ウェリントンに向かう一家が7日(現地時間)、オーストラリア・シドニーで飛行機を乗り換えた際、キャサリン妃に抱かれたジョージ王子の横で、ウィリアム王子が手にしていた。同基金のホームページでも紹介し、「多くの店で品切れになっています」と報告。ジョージ王子効果に、うれしい悲鳴を上げている。
(日刊スポーツ「英ジョージ王子が豪州「経済発展」に貢献」より 2014/04/08 21:08)
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー