故・蟹江敬三さん、遺作ドラマ『おとり捜査官』予定どおり今夜放送
3月30日に胃がんのため亡くなった俳優の蟹江敬三さん(享年69)。今夜(5日)、テレビ朝日系で放送される土曜ワイド劇場『おとり捜査官・北見志穂 “幸福の絶頂”美女連続殺人!』(後9:00)がドラマでの遺作となってしまった。
『おとり捜査官・北見志穂』は、松下由樹演じる主人公・警視庁捜査一課の刑事・北見志穂が、自ら“おとり”となって事件の渦中に飛び込み、同僚の袴田刑事(蟹江さん)の協力を仰ぎながら、数々の難事件を解決する人気シリーズ。北見のピンチを袴田が絶妙なタイミングで救うバディぶりや、お互いを思いやりながらも素直になれないやりとりなどが見どころの作品だった。
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今夜放送のストーリーは、とある団地の屋上で真っ赤なワンピース姿の女性の絞殺死体が発見されるところから始まる。遺体の顔を確認した志穂は、がく然とする。今は亡き後輩警察官・三田村千絵(中島亜梨沙)の大学時代の同級生・篠原祐子(柴田かよこ)だったのだ。
千絵は、カメラマン・片桐悟志(田中幸太朗)との結婚を控えて幸せの絶頂にいた昨年12月、山梨・本栖湖湖畔のバンガローで起きた爆発に巻き込まれ、他界。その後の調べで、犯人は別の場所で祐子を殺害した後、わざわざ団地の屋上まで遺体を運んだことがわかる。さらに、祐子もまた婚約中で、相手は片桐の友人・山路康介(長谷川朝晴)だった。志穂は、結婚を直前にした同級生二人の死に、何らかの関連があるのではないかと直感する。
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