「ジャンボジェット」の愛称で親しまれた大型旅客機ボーイング747の国内最後の旅客便が3月31日、那覇空港から羽田空港に到着した。44年間の歴史に幕を閉じる最後のフライトだった。時事ドットコムが報じた。
日本航空の導入以来、国内の旅客航空会社で44年間運航されてきたが、老朽化などに伴い日本の空から姿を消すことになった。
(時事ドットコム「ジャンボ機、最後のフライト=B747消える-導入44年、最終便到着・羽田空港」2014/03/31 15:42)
ボーイング747は、1969年2月に初飛行してから、40年以上も世界の航空会社の第一線で活躍している。全長約70メートル、幅約64メートルの機体に500人以上が乗ることができ、エアバスA380が初飛行するまでは世界一巨大な旅客機だった。「ジャンボジェット」の愛称は、19世紀後半にロンドン動物園やバーナム・アンド・ベイリー・サーカスで活躍した巨大なアフリカ象「ジャンボ」に由来する。
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朝日新聞デジタルでは、ボーイング747の日本での就航の歴史について以下のように書いている。
747型は前方が2階建ての大型機。1970年に日本航空が国内で初めて導入し、羽田―ホノルル便に就航するなど、高度経済成長時代の大量輸送を象徴する「空の顔」として活躍した。しかし老朽化とエンジン4基ゆえの燃費の悪さを理由に、新型機への転換が進んだ。今月半ばに最後の1機になった機体が31日の羽田―那覇の往復で退役する。今後、政府専用機や貨物機は残る。
(朝日新聞デジタル『さよなら「ジャンボ」 大量輸送時代を象徴する空の顔』2014/03/30 17:52)
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