フィギュアスケートの世界選手権第3日は3月28日、さいたまスーパーアリーナで男子フリーが行われ、ソチ・オリンピック金メダルの羽生結弦(ANA)が191.35点で1位となり、ショートプログラム(SP)3位から逆転し、合計282.59点で初優勝を遂げた。SP首位の町田樹(関大)は合計282.26点で2位に入った。時事ドットコムなどが報じた。
日本男子の制覇は2010年の高橋大輔(関大大学院)に次いで2人目。同年の五輪との2冠は02年のアレクセイ・ヤグディン(ロシア)以来で、グランプリ・ファイナルを合わせた3冠を達成した。
3位にハビエル・フェルナンデス(スペイン)が入り、小塚崇彦(トヨタ自動車)は6位。
(時事ドットコム「羽生、逆転で初優勝=SP首位の町田2位-世界フィギュア」より 2014/03/28 21:55)
■羽生「意地と気合だった」
優勝した羽生は「意地です。意地と気合です」と語った。
「意地と気合だった」。戦いを終えた王者は氷上にぐったりとひざまずいた。ゆっくりと立ち上がり、会場の大歓声に笑顔で応える。昨年12月のグランプリファイナルも制した五輪金メダリストは同一シーズンの世界選手権も制し、「絶対王者」へと駆け上がった。
(中略)腰や膝の痛みで、体は満身創痍(そうい)だった。大会前、五輪金メダルの重圧も「すごくある」ともらしていたが、「プレッシャーに負けるのではなく、挑戦できることが楽しい」と笑った19歳。その言葉通り、重圧をはね返し、“世界最強”の肩書きを手にしてシーズンを締めくくった。
(MSN産経ニュース『【フィギュア】「意地と気合」羽生が逆転V “世界最強”のフィナーレ』より 2014/03/28 22:12)
【羽生結弦選手の関連記事】
関連記事