2013年11月に山本太郎参院議院宛ての郵便物から散弾銃の銃弾と脅迫文が見つかった事件で、警視庁公安部は3月24日、名古屋市の元金属加工会社社長、水谷三紀男容疑者(55)を再逮捕した。別の脅迫事件で逮捕、起訴されていたという。MSN産経ニュースが報じた。
捜査関係者によると、再逮捕容疑は昨年11月19日ごろ、「近日中に射殺します」と書いた脅迫文と銃弾を入れた封筒を千葉県内から郵送したとしている。東京都内の郵便局がエックス線検査で封筒を見つけ、警視庁に相談。山本氏には届かなかった。
(MSN産経ニュース「山本太郎議員に銃弾郵送 名古屋の元社長、脅迫容疑で逮捕」より 2014/03/24 11:51)
水谷容疑者は当時、クレー射撃の銃免許を所持していた。2014年2月、取引先だった都内の企業に「必殺」と書いた脅迫文と銃弾を送りつけた疑いで逮捕。山本氏宛ての脅迫文と筆跡や文言が似ていたことから、警視庁が調べていたという。
朝日新聞デジタルによると、水谷容疑者は容疑を認めていると、捜査関係者が明らかにした。また、警視庁は、2012年5月に朝日新聞東京本社に散弾銃の実弾のようなものが届いた事件についても関連を調べているという。
山本氏は2013年10月31日の秋の園遊会で、天皇陛下に福島第一原発事故についての現状を記した手紙を渡し、参院議長から厳重注意を受けたほか、任期中の皇室行事への参加を禁じる処分を受けていた。
同年11月13日にも、「近日中に刺殺団を派遣します」と書かれた脅迫状と、刃物が入った封筒が「日本民族独立解放戦線」と名乗る団体から届いていた。
Advertisement
関連記事