猫映画のアカデミー賞が2014年も発表された。「サンダンス映画祭」(米国で例年開催されるインディペンデント映画の映画祭)ならぬ「Catdance Film Festival(キャットダンス映画祭)」だ。
ファインアート(純粋芸術)ならぬ「フェリン・アート」(Feline Arts)の協議会、Feline Arts Council(猫芸術協議会)が開催するこの映画祭は、猫を主役にしたり猫に着想を得たりした2〜5分程度の短編映画を募集したものだ。開催は昨年に続き2度目になる。
今年の最優秀作品「リッキー」には、なんとも愛らしい子猫が登場する。捨て猫リッキーは保護され、新しい家族にもらわれていく。そこで、先住犬ロミーと出会い、友達になりたいと願うストーリーだ。
制作者サイモン・サベリエフ氏のウェブサイトによると、リッキーの心の声であるナレーションを考えたのも、声を担当したのも、近所に住む8歳の少女ウィラだという。
「リッキー」は、優秀作品5点の中から最優秀賞に選ばれた。サベリエフ氏は、賞金5万ドルと黄金色の猫砂用スコップを獲得している。
映画祭のスポンサーでもある猫砂メーカーFresh Step社のプレスリリースによれば、制作者のサベリエフ氏は今後も、「猫好きの人すべてのために、猫に発想を得た映画を作っていきたい」と話している。また、「賞金の一部は、地元動物保護団体への寄付と、愛らしい声で映画を盛り上げてくれた近所の少女ウィラの大学進学資金積み立てに充てる予定」ということだ。
「リッキー」をはじめ、最終選考に残った作品はこちらで見ることができる(中でも、猫たちがロックバンドで演奏したり宇宙旅行したりする「Dreams Are Real」はオススメだ)。
猫芸術協議会はまた、オート・クチュール(高級仕立服)ならぬ「キャット・クチュール」と称した猫グッズ数点を選び、販売している(ネックレスやTシャツ、「ネコミミ」など)。売り上げは米動物虐待防止協会(ASPCA)の活動に役立てられる。
[Arin Greenwood(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]
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