イギリスの豪華客船クイーン・エリザベス(QE)が3月16日から17日にかけて、横浜港に初めて停泊した。QEの高さは56.6メートルもあるため、横浜港の入り口にある高さ55メートルの横浜ベイブリッジの下を通ることは不可能。そのため、海面が2メートルほど下がる干潮時を狙ってベイブリッジをくぐり抜けた。朝日新聞デジタルが報じた。
国内初入港となった鹿児島港を15日夕に出たQEは16日午後11時過ぎ、横浜ベイブリッジの橋げたギリギリをゆっくりとくぐり抜け、大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)に着岸した。
(朝日新聞デジタル「英の豪華客船、干潮狙いギリギリ通過 横浜ベイブリッジ」2014/03/17 01:20)
造船業界では国際的に客船の巨大化が進んでおり、横浜港ではベイブリッジの下を通ることができないという問題が深刻になっているとMSN産経ニュースが伝えている。
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これまで一部の大型客船は、多くのコンテナが集まる物流拠点の大黒ふ頭に接岸、出入国手続きのため乗客をバスなどで国際客船ターミナルまで運んだが、乗客からは「面倒くさい」「殺風景だ」と不満が出ていた。
(MSN産経ニュース「ベイブリッジぎりぎり通過 英豪華客船QE、横浜初寄港」2014/03/17 10:13)
ヨコハマ経済新聞によると、クイーン・エリザベスは、2010年10月に就航した世界最大級の豪華客船。全長294メートル、乗客定員は2068人。イギリスのキュナード・ライン社が運航する「クイーン・エリザベス」の名を受け継ぐ3代目の客船として注目を集めている。
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