政府は3月17日、脱法ハーブの有害性を訴える短編マンガを公開した。「カイジ」「アカギ」などで知られる漫画家・福本伸行さんを起用。脱法ハーブがどのように売られているか、また、脱法ハーブを吸引することで、どのような症状になるのかなどが、8ページにわたって描かれている。インターネット上で無料で読むことができる。
ハーブやアロマオイル、バスソルトなどと、一見すると人体に無害な製品を装った薬物が、自動販売機やインターネットで販売されている。「合法」とうたわれているが、これらを吸ったりすることで、意識障害、けいれん、呼吸困難などを起こしたり、交通事故を起こしたりする事件も発生している。
内閣府政府広報室によると、脱法ドラッグは、「ハーブ」や「アロマ」という言葉を使っているが、作用は植物によるものではなく、添加された化学物質によるものだという。原料に何が含まれているのか、また、身体にどのような悪影響を及ぼすか全く分からないため、麻薬や覚醒剤以上に危険だとのことだ。
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また、たった1度の使用でも、繰り返し使用したくなったり、死につながる危険もあるので、内閣府政府広報室は、「好奇心などから安易に買ったり、使ったりしないようにしてほしい」と訴えている。
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