リュウグウノツカイ、長崎県平戸市の漁港で水揚げ【写真】

巨大な深海魚として知られるリュウグウノツカイが3月8日、長崎県平戸市の定置網で見つかった。水揚げした舘浦漁協の公式サイトによると、体長は5.1メートルで幅は広いところで4センチ。銀色の体にオレンジ色の羽のような背びれを持ち、網の中を泳いでたという。
舘浦漁協

「幻の深海魚」として知られるリュウグウノツカイが3月8日、長崎県平戸市内の定置網で見つかった。水揚げした舘浦漁協の公式サイトによると、体長は5.1メートルで幅は広いところで45センチ。銀色の体にオレンジ色の羽のような背びれを持ち、網の中を泳いでたという。

リュウグウノツカイは日本海や太平洋などの水深200m以下に深海に生息する。地元紙の長崎新聞によると、体重約83キロで、これまでに佐世保市鹿子前町の九十九島水族館が確認した中では最大の個体だった。

捕獲した個体は、舘浦漁協が生月島東南部の沿岸に設置している定置網(水深約40メートル)の中に入って泳いでいるのを漁協職員が発見。水揚げ後に死んだことから、海きららが譲り受け、持ち帰って解剖した。その結果、この個体はメスとみられ、胃の内容物からエビのような形をしたプランクトンを餌にしていることが分かったという。

(長崎新聞「【写真ニュース】リュウグウノツカイを捕獲」 2014/03/09)

リュウグウノツカイが人間に見つかることは非常に珍しいが、この冬に入って発見報告が相次いでいる。3月だけでも、4日には島根県隠岐の島町、7日には山口県長門市の海岸で相次いで見つかった。深海に何か異変が起きているのかは不明だ。

【※訂正】「3月に入って発見報告が相次いでいる」という記述を、「この冬に入って発見報告が相次いでいる」と訂正いたします。(2014/03/11 08:30)

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