ユニ・チャームは2月27日、出産の予定がある女子学生が内定を得た場合、大学卒業後すぐに入社しなくても30歳までの間の希望する時期に入社できる制度を導入すると発表した。女性の活用がさけばれるなか、優秀な女性が、出産や育児で入社の機会を失うのはもったいないと判断した。47NEWSなどが報じた。
2人目以降の出産があっても入社を待ってもらえる。制度を利用しなかった社員と比べて役職が低いなど格差が生じても、30代半ばをめどに解消できるようにするという。
(47NEWS 「『30歳まで入社待ちます』 出産予定者にユニ・チャーム」より 2014/02/27 21:12)
2015年4月入社の新卒採用から適用する。
同社は例年50人程度の新卒生を採用しており、うち女性は約3割を占める。これまで就職活動中に妊娠が分かり、同社への志望を諦めたり、内定を辞退したりする例が複数あったという。
入社時期は話し合いで決める。通常と比べ遅れることになるが、担当者は「出産や育児が一段落しているので、仕事に集中でき、十分にキャッチアップできる」としている。
(朝日新聞デジタル「出産予定の内定者、30歳まで入社資格 ユニ・チャーム」より 2014/02/27 20:56)
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