ソチオリンピックは2月14日(現地時間)、フィギュアスケート女子シングルのフリープログラムがあり、前日のショートプログラムで16位と出遅れた浅田真央が、フリーではトリプルアクセルなど6種類のジャンプを成功させ、自己ベストを更新する142.71点を記録、合計198.22点となった。
浅田は、12番目に登場。冒頭の3回転半を成功させると、続く3回転フリップ―3回転ループも決めた。その後は、ステップでは会場の手拍子に合わせて滑り、スピードに乗った演技を魅せた。6種類の3回転ジャンプに挑戦し、滑り終えたときには、万感の思いで目を閉じた。リンクサイドで出迎えた佐藤コーチと静かに抱き合った。
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浅田は「できるって思ってやって、これが自分がやろうと思ってた構成なので良かったです。今日の朝の練習もそこまで良くなかったので、とりあえず自分のことに集中して、とりあえず滑ろうと思いました。(昨日)いろいろあったんですけど、ひとつひとつ今までも考えてきたので、今まで挑戦したこととできました。昨日の演技はとても残念で、自分もすごく悔しくて、取り返しのつかないことをしてしまったなという思いはありますが、今回のこのフリーは、しっかり自分が4年間やってきたことを、そしてたくさんの方に支えてもらったので、それの恩返しもできたのではないかなと思います。こういう五輪という大きな舞台で日本代表としてメダルという形でできなかったと思いますが、自分が目指しているフリーの演技ができたので、本当に、結果としてはよくはなかったと思うけれど、私なりの恩返しができたと思います。ありがとうございました」と語った。
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