日本時間2月18日未明に行われた、ソチオリンピックジャンプ男子団体で、日本チームは銅メダルを獲得した。1位はドイツ、2位はオーストリアだった。日本は1998年の長野オリンピックの金以来、4大会16年ぶりの団体でのメダル獲得となった。
日本は、清水礼留飛、竹内択、伊東大貴、個人ラージヒルで銀メダルを取った葛西紀明の4人が出場。団体は4人のメンバーそれぞれ2回ずつジャンプして合計点を競う。1回目を終えた時点で日本はトップと僅差の3位につけたが、2回目でドイツ、オーストリアに引き離され3位のまま終了。銅メダルを獲得した。
競技後の各選手のコメントは以下の通り。
■葛西紀明
いやーもううれしいです。(涙ぐむ)もうみんなががんばったんで。礼留飛も悔しい思いしてきて。すごいこの団体のメンバーに選ばれてよかったと思いますし、択も病気で、それなのに選ばれて一緒に団体出れたことを嬉しく思ってますし、大貴も膝痛めて、そんな中で4人で力合わせてとれたのが嬉しいし、取らせてあげたいと思っていたんで嬉しいです。
――明日受けるメダルはどんな重さでしょうか。
もうメダルの色は関係なく、みんなで力合わせて取れたのが嬉しいので早くまた明日、みんなでメダル取って、首にかけたいと思います。
――良いメンバーでしたね。
そうですね。ワールドカップから一緒に回ってきていて、メダル取れるかどうかっていう厳しいレベルの中、みんなひとりひとりがいいジャンプして頑張ったおかげなんじゃないかと。
■伊東大貴
いやあやっぱりなんとか、銅メダルだったんですけど、なんとかメダル取りたいと思っていたんで、あとはぼくらも精一杯頑張れたと思うし、最後、ノリさん(葛西)が決めてくれたんで後輩たちと先輩に感謝したいです。
――最後、膝がよくがんばってくれましたね。(伊東は2回目のジャンプの後、足を引きずっていた)
ほんと痛かったです。終わるまで痛いって言いたくなかったから。つらかったけど、最後までもってよかったです。
――ラージヒルで聞いた時は、問題ないって言ってましたね。
自分でそうやって言い聞かせて、やってました。
■竹内択
僕も入院したときにオリンピックを一度、諦めかけたというか、もしかして出られないんじゃないかなと思った瞬間もあったんですけど、ずっと小さい頃からの夢だったんでなんとかして自分の身体を戻して、みんなでメダル取りたいという気持ちで、ここまでやってこれました。でも、今日は本当に、メダルを取らしてもらったなという感じが強いです。
――今日は条件がよくなかったですね。
今できる精一杯のジャンプだったなと思います。
■清水礼留飛
ものすごく緊張しましたし、本当に先輩たちのがんばりのおかげで取れたメダルだと思います。いやあ、今できるいいジャンプができたと思いますし、ものすごくいい経験になったオリンピックでした。
――初めてのオリンピックでメダリスト
僕の力じゃなくて、先輩たちがここまで苦労してがんばって、くれたおかげで取れたメダルだと思っているので、先輩たちに感謝したいです。
――あと6回出なきゃいけないですね。
葛西さんに追い付くにはそれくらいがんばらなきゃいけないと思いますけど、7回というのはすごいなと実感しますし、まだまだ一生懸命頑張ろうかなと思います。
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