山梨県、積雪1メートル超 各地で車の立ち往生、雪崩の発生も

2週連続で記録的な大雪に見舞われた関東甲信地方。山梨県内は14日からの大雪で、1メートルを超える積雪を記録している。tenki.jpによれば、甲府は114センチの積雪を記録。生活に大きな影響が出ているという。
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2週連続で記録的な大雪に見舞われた関東甲信地方。山梨県内は14日からの大雪で、1メートルを超える積雪を記録している。tenki.jpによれば、甲府は114センチの積雪を記録。生活に大きな影響が出ているという。

甲府の最深積雪の新記録114センチは、これまでの記録(49センチ)の倍以上に。これは山形を抜き、秋田や新潟に迫る記録です。甲府市内では、胸あたりまで雪が積もっており、家から出ることすら、ままならない状態とのこと。大雪により生活に大きな影響が出ています。

(tenki.jp「甲府の積雪、山形の記録を超える(日直予報士) 」より 2014/02/15 13:36)

各地で車が立ち往生、家屋の倒壊するなど事態の深刻化を受けて、山梨県は15日、陸上自衛隊第1師団に災害派遣を要請したという。山梨日日新聞が報じた。

甲府地方気象台は15日午前、山梨県全域に出ていた大雪警報を解除した。最大積雪量は甲府114センチ、河口湖143センチでいずれも観測史上最大。各地で車が立ち往生したり、家屋が倒壊するなど深刻な影響が出ており、山梨県は15日、陸上自衛隊第1師団に災害派遣を要請した。

(山梨日日新聞「鉄道各路線 16日も始発から運転見合わせ」より 2014/02/15)

甲府地方気象台によれば2月15日22時現在、県内全域で大雪警報や雷、着雪注意報は解除されており、強風、なだれ注意報が発令されている状況。しかし、依然として大雪の影響でJR中央線をはじめ鉄道各線が不通、16日も始発から運転を見合わせる予定。車道も、東京都や長野県をつなぐ国道や県道が全面通行止めとなっている

このため、明日以降は、救助や物資の輸送が困難になることが予想される。雪崩による被害や、食料の不足、山間部の孤立などが懸念され、山梨県議会議員の小越智子氏も災害救助を求めている。

山梨県防災危機管理課は、できる限り外出は控えるよう呼び掛けるとともに、立ち往生するなどして、エンジンをかけた車内にいる人に対し、車の排気管が雪で埋もれると一酸化炭素(CO)中毒になる恐れがあるとして、十分注意するよう呼び掛けているという。

国土交通省甲府河川国道事務所はTwitter上で、各市の緊急避難先や最新の道路交通情報を発信。車両を放置して避難先に行く場合は、ダッシュボードに運転手の連絡先のメモを置いておくように呼びかけている。

NHKによれば、山梨市、北杜市、大月市は、車のドライバーや列車の乗客のために、市の施設を避難所として解放しているという。

厚生労働省は16日に行われる看護師国家試験について、状況に応じて間に合わなかった人は試験時間を繰り下げ、それでも到着できない場合には後日に受ける救済措置も検討するという。朝日新聞デジタルが報じた。

ネット上では、現地の状況や実家の様子を伝える声が上がっている。

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