「耳が聞こえない作曲家」として活動していた佐村河内守さんが発表した楽曲のゴーストライターだったと告白した、桐朋学園大学 非常勤講師の新垣隆さん。2月6日の会見を受けて、大学側は一度退職を認めていたが、教え子や音楽家らがネット上の署名サイトで大学側に寛大な処置を求める運動を求めたことで、退職を認める方針を白紙に戻したという。日刊スポーツが報じた。
新垣氏は告白会見で退職の意志をほのめかし、大学側もゴーストライター問題について「事実関係を調査した上で厳正に対処いたします」と声明を発表していた。これに対して同大の学生が寛大な対処を求める署名活動をネット上で行い、7700人以上の署名が寄せられた。大学側はこれを受け、退職を認める方針を白紙に戻した。新垣氏は辞表は提出していなかった。
(日刊スポーツ「ゴースト新垣氏 学生が退職反対署名活動」より 2014/02/11 07:47)
新垣氏は辞表は提出していなかった。今後は処遇をめぐって新垣氏と大学側が話し合いの場を持つことになりそうだ。
キャンペーンを開始したのは、教え子を中心とした「新垣先生を慕う学生・音楽家同志一同」と名乗る団体。署名への呼びかけには「社会通念上、先生の18年間の行いも許されるものではないと思われます」としながらも、新垣氏の人柄について語り、寛大な処分を訴えていた。11日16時現在、8000人を超える署名が集まっている。
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