放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」は2月4日までに、テレビアニメ「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」を審議対象とすることを発表した。
「中高生が視聴してもおかしくない時間帯で、性表現のあるアニメが放送されている」という視聴者からの苦情を受けたものだ。BPOでは以下のように告知している。
青少年委員会は1月28日開催の第153回委員会で、上記番組を審議の対象とすることを決定した。アニメ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』には、「22時台の中高生が視聴してもおかしくない時間帯で、女子高生が自慰行為をするなどの性表現のあるアニメが放送されている」などの視聴者意見が多数あった。
委員会は番組を視聴の上、討論し、審議入りを決定。当該番組は制作委員会による制作であるが、22時台に放送を編成した東京メトロポリタンテレビとサンテレビを審議対象の局とした。
「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」は、松沢まり氏の漫画原作を元にしたアニメで、略称は「妹ちょ」。両親の再婚で義理の兄妹となった女子高生が主人公のラブコメディーだ。幽霊がとりつかれたことで、兄とラブラブにならないと死ぬ体質になったという奇抜なストーリー。2014年春に橋本甜歌(はしもと・てんか)主演で実写映画化されることも決定した。
アニメ版は1月4日からTOKYO MXやサンテレビで、土曜日の午後10時半から放送されていた。今回、BPOの審議対象になったことを受けて、2月1日の放送分から時間帯を深夜1時半以降に変更している。
また、BPOは昨年12月31日に放送されたバラエティー番組「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!」も審議対象とした。ダウンタウンらが豪華ゲストが出演して人気を博していたが、青少年委員会で「お尻でロケット花火を受け止めるシーン」などが放送基準に照らして問題があるのではないか、などの意見が出たという。
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