どうしてこうなった? 2014年F1マシンの奇妙なノーズ【画像集】

アリクイか、それともカモノハシか?世界最高峰の自動車レース「F1」の2014年のニューマシンが続々と発表されているが、どれも奇妙な形をしている。フェラーリやメルセデスは、ノーズの先端部が大きく垂れ下がった「カモノハシ」型。マクラーレンやケータハムなどは、ノーズの先端が細くとんがった「アリクイ」型になっている。
JEREZ DE LA FRONTERA, SPAIN - JANUARY 30: Fernando Alonso of Spain and Ferrari drives the new F14T during day three of Formula One Winter Testing at the Circuito de Jerez on January 30, 2014 in Jerez de la Frontera, Spain. (Photo by Mark Thompson/Getty Images)
JEREZ DE LA FRONTERA, SPAIN - JANUARY 30: Fernando Alonso of Spain and Ferrari drives the new F14T during day three of Formula One Winter Testing at the Circuito de Jerez on January 30, 2014 in Jerez de la Frontera, Spain. (Photo by Mark Thompson/Getty Images)
Mark Thompson via Getty Images

アリクイか、それともカモノハシか? 世界最高峰の自動車レース「F1」の2014年のニューマシンが続々と発表されているが、どれも奇妙な形をしている。フェラーリやメルセデスは、ノーズの先端部が大きく垂れ下がった「カモノハシ」型。マクラーレンやウィリアムズなどは、ノーズの先端が細くとんがった「アリクイ」型になっている。日本人ドライバー、小林可夢偉が乗るケータハムも「アリクイ」型だ。

2014年のF1マシンが、珍獣ばかり集めた動物園状態になっているのには理由がある。安全性向上のための規約で、ノーズ先端部の高さが50cmから18.5cmへと、大きく引き下げられたからだ。規約通りに作って空力的に速いマシンを作ろうとすると、こんな変てこなノーズにならざるを得ない。

ただ、こんなマシンを作ったチーム側も「今年のマシンは美しくない」と、押しなべて不評だ。2013年に総合優勝したレッドブルチームのデザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、PlanetF1.comのインタビューに次のように答えている。

「恥ずかしいことですが、非常に奇妙な規則のせいで、今年のF1マシンは醜く粗末なノーズを持つようにデザインせざるを得ません。私にとって、F1マシンの美学は重要です。マシンはよく見えるべきです。しかし、今年のF1マシンのオーナーの多くは、自分達のマシンを愛することができないでしょう」

(PlanetF1.com「Newey laments 'ugly and ungainly noses'」 2014/01/28)

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事