花粉シーズン、関東に到来 昨年より7~10日早く

気象情報会社ウェザーニューズは、東京都と関東の6県で「26日に花粉シーズンに突入した」と発表。飛散量が花粉に敏感な人の症状が出始めるレベルに達した。昨年より1週間~10日早いという。
Mieke Dalle via Getty Images

花粉症の人にとって、つらい時期がまたやって来た。気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)は1月29日、関東地方が「26日に花粉シーズンに突入した」と発表した。飛散量が花粉に敏感な人の症状が出始めるレベルに達した。昨年より1週間~10日ほど早いという。

同社は全国1000カ所にある独自の花粉観測機「ポールンロボ」を全国に設置し、飛散量を調べている。26日に東京都の約9割の観測点で一定量の花粉を観測、同日に調べた花粉症の人の症状報告では東京都の1450人中約2割が「ややつらい」、またはそれ以上の症状を感じ始めたと答えた。その他の県でも、23~26日に一定量以上の花粉を観測したという。

同社によると、2月中旬には寒気が緩んで気温が上がるため、関東では花粉シーズンが本格化し、西日本でも飛散が始まるとみられる。スギ花粉のピークは、関東や西日本で3月上旬~中旬、北陸で3月下旬、東北で4月上旬~中旬となる見通しだ。

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