マック赤坂氏、やっぱり都知事選に立候補表明 スマイル党総裁「引退」撤回

1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選に、スマイル党総裁のマック赤坂氏(65、本名・戸並誠)が立候補することを決め、1月17日に東京都庁で記者会見した。
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1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選に、スマイル党総裁のマック赤坂氏(65、本名・戸並誠)が立候補することを決め、1月17日に東京都庁で記者会見した。

マック氏は2007年4月の東京都港区議選を皮切りに、2007年参院選(東京)、2009年衆院選(東京1区)、2010年参院選(東京)、2011年東京都知事選と大阪府知事選、2012年の新潟県知事選と東京都知事選、2013年参院選(東京)に連続して立候補している。政見放送で見せる「スマイル!」のポーズが話題になっていたが、2013年7月の参院選に東京選挙区から立候補し落選後「引退」を宣言していた。

マック氏は引退を撤回した理由について、インターネット上で自身に対する期待の高さを感じたことなどを挙げた。

質問される前に言います、何で引退宣言したのに出るんや、ということですが、本業(貿易会社)のレアアースがよくないです。(供託金)300万円でるんかな、と非常に迷っておりました。

年末年始にロスの別荘へ行って、おみくじじゃないんだけど、出るかでないか、出るふりをしてやめとくか、と3つ選択肢があるんですよね。出るふりしてやめといたら、おそらくこの新宿の都庁詰めのメディアから総スカンくらうんじゃないかなと。信頼関係が大事ですから。

自分は出たくなかったですよ。はっきりいって、原資がない。ただねえ、ツイッターがすごいんです。ヤフーのリアルタイム、しょっちゅう見てるんで、多いときは1日1000ツイッターですよ。「マックさん、東京のためにどうしても出てくれ」と。そういう人に限って、絶対投票所に行かないけど。若い人の励ましですね、それに心が動きました。

3つめはやはりその、石原、猪瀬と2世代だまされた、東京都民。同じ親分子分に裏切られて見捨てられた東京都民を誰が救うんだ。マックしかないでしょ?皆さんもそう思ってるけど言えないんでしょ、分かりますよ。

東京都の有権者のみならず、今やアメリカのハリウッドでもスイスのローザンヌでも、世界中のマックオタクがいるんです。私の政見放送を楽しみにしてるんです。

政策については、前回2012年12月の東京都知事選と同じ、鬱病革命(副作用のある抗うつ剤の使用禁止、「スマイルセラピー」の促進など)や接客革命(接客業へのスマイルトレーニング)などの「8大革命」を訴えた。

8大改革、今回時間なかったんで、前回と基本的に同じですけど、やはり東京都というのは首都であり、東京の革命イコール、東京から日本を変えていこうと。それとここには書いてないけど2020年オリンピックを成功させなければならない。これは政見放送でやります。もう自分自身が興奮して眠れません。政見放送の骨子は決まったんです。この斬新なアイデア、いまだかつてない政見放送の革命を、立候補10回記念政見放送という感じで。

東京都知事選には弁護士の宇都宮健児氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、元厚労相の舛添要一氏、元首相の細川護熙氏、発明家のドクター中松氏らが立候補を予定している。マック氏はこのうち、舛添氏への対抗心を隠さなかった。

今回フェスティバルからいって非常に面白い対決構造。これにマック赤坂が出ることによって対決の構図が楽しめるイシューになるんではないかな。舛添要一君と年齢同じなんですよ。彼東大、私は京大。彼は自民党、いわゆるメジャー政党の主要候補。私はスマイル党、マイナー候補の泡沫候補ですよね。皆さんそう思ってるでしょ?でも私は泡じゃありません、人間です。彼は官僚、私は革命家。いろんな対決構図があるんではないかなと。

都知事選の争点に浮上しつつある原発問題については、以下のように述べた。

もちろん東京都のイシューと国政のイシューは違いますよね。東京はコンシューマーであるけど立地してないですね。ただ、東京=日本のマニフェストになるべきなんですよ。東京がリードしていくという意味においてはね、細川=小泉連合がだめとか言えないと思います。

反原発か、脱原発と言われれば脱原発ですね。いわゆる安全性の確認をしながら脱原発に向けて代替エネルギーを早急にみつけて原発からゲラウト(get out)する。

勝算について訪ねられたマック氏は、こう答え、今回の得票目標を10万票と明かした。

負けると分かって戦ってません。仮に落選しても、失敗の中から副産物を私は毎回つかんでます。甲子園球児が負けても土をつかんで帰るとおなじようなことなんだけど、今回の副産物は、仮にガバナーにはなれなくても最高の得票数、これを何とかクリアしたい。10万票です。これを取ったら次が見えてくる。一挙に10万は難しいかも知れないけど、今回若い人のツイッターの内容見ていたら、数も多いし質的にもポジティブ。ただ彼らが必ずしも投票に結びつかないことは分かっている。

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