巨人の白石興二郎オーナーは1月16日、チームOBで一昨年に現役を引退した松井秀喜氏(39)と、渡辺恒雄球団会長、長嶋茂雄終身名誉監督を交えた4者面談を1月10日に都内で開き、松井氏に「巨人に戻ってきて(将来は)監督として引っ張ってもらうことを切望している」と話したことを明らかにした。日刊スポーツなど各スポーツ紙は「次期監督を要請」などの見出しを取って報道している。
白石オーナーは、1月10日に長嶋茂雄終身名誉監督(77)と松井氏が東京・大手町の読売新聞本社を訪れ、渡辺恒雄会長(87)を交えた会談を行ったことを明かした。「我々の気持ちは伝えてある。両手を広げて待っている、と言いました。一義的には松井君の判断になるが、将来の設計の中で、我々としてはジャイアンツの一員として戻ってくれて、ゆくゆくは監督として、率いてくれることを期待する」と述べた。
(日刊スポーツ「巨人オーナー『ゆくゆくは』松井監督」より 2014年01月16日 15:40分)
白石オーナーは、巨人が都内のホテル開いたスタッフ会議の後、取材に応じた。会議では、松井氏が2月1日に始まる宮崎での春季キャンプで臨時コーチを務めることが正式に決まった。スポニチは、松井氏の巨人監督就任は「早ければ16年にも」と伝えている。
これまでも原監督の後継候補であることを明言してきたが、新年のあいさつを兼ねた場であらためて「球団の総意」を伝えた。白石オーナーは「松井君自身の判断だし、家族のつながりとか、そういうことも含めて将来の人生設計をどういうふうに考えるかで違う」と配慮を示したものの、レールは敷かれた。原監督は昨シーズン後に新たに2年契約を結んだ。第2次政権は、15年シーズンで節目の10年目を迎える。松井氏のコーチ入閣など、スムーズな監督への移行期間も視野に入れた上で、早ければ16年にも松井監督誕生となる。
(スポニチ「巨人、松井氏に監督就任正式要請!渡辺会長&長嶋氏らと面談」 2014/01/17 05:30)
松井氏は巨人や大リーグで活躍した。ヤンキース時代の2009年にはワールドシリーズ最優秀選手に輝いた。
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