アカデミー賞、宮崎駿「風立ちぬ」と森田修平「九十九」が長短アニメ部門のダブル候補に

アメリカ映画芸術科学アカデミーは16日未明、ロサンゼルスで第86回アカデミー賞の候補作を発表した。日本からは、宮崎駿監督の「風立ちぬ」と森田修平監督の「九十九(つくも)」が選ばれた。
時事通信社

アメリカ映画芸術科学アカデミーは16日未明、ロサンゼルスで第86回アカデミー賞の候補作を発表した。日本からは、宮崎駿監督の「風立ちぬ」と森田修平監督の「九十九(つくも)」が選ばれたという。アカデミー賞の発表と授賞式は、3月2日(日本時間同3日)にロサンゼルスで行われる。朝日新聞デジタルなどが報じた。

米映画芸術科学アカデミーは16日未明、ロサンゼルスで第86回米アカデミー賞の候補作を発表した。長編アニメ部門に宮崎駿監督の最後のアニメ「風立ちぬ」が、短編アニメ部門には森田修平監督の「九十九(つくも)」がそれぞれ入った。

(朝日新聞デジタル「「風立ちぬ」と「九十九」、アカデミー賞候補に」より 2014/01/17 00:35)

宮崎監督は、2003年に「千と千尋の神隠し」で長編アニメーション賞を受賞。2006年にも「ハウルの動く城」に続き、今回で3度目のノミネートとなる。「風立ちぬ」がノミネートされたことを受けて、宮崎駿監督は、以下のようにコメントしている。

「私の引退作品『風立ちぬ』が、アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされたことを大変光栄に思います。海外でこのような評価をいただけるのは、この作品に携わったスタッフ全員にとって非常に名誉なことです。ノミネートしてくださったアカデミー会員の方々と、成功に導いてくれたすべての人たちに心から感謝します。アメリカの多くの人たちがこの作品を見てくださればうれしいです」

(NHKニュース「「風立ちぬ」などアカデミー賞候補に」より 2014/01/17 01:36)

「九十九」は、18世紀の日本を舞台にした短編アニメーション。ひとりの男とモノノケ達が交流する世界を描いた物語だ。

今回のノミネートを受けて、森田監督は「怖くもあり、楽しみでもあります」などとコメントしている。

なお、作品賞は、最多10部門でノミネートした「アメリカン・ハッスル」や「ゼロ・グラビティ」など、以下の9作品が選ばれている。

アメリカン・ハッスル

キャプテン・フィリップス

ダラス・バイヤーズクラブ

ゼロ・グラビティ

her/世界でひとつの彼女

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

あなたを抱きしめる日まで

それでも夜は明ける

ウルフ・オブ・ウォールストリート

(ロイター「情報BOX:第86回米アカデミー賞の主要部門候補」より 2014/01/17 08:48)

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