アメリカ・カリフォルニア州グランデール市に設置された慰安婦像の撤去を求める嘆願署名が、3日までに10万件を超えた。請願活動は、ソーシャルメディアなどによって、日本やアメリカだけでなくヨーロッパからも支持されたという。47NEWSなどが報じた。
昨年7月に米ロサンゼルス近郊グレンデールに設置された、第2次大戦中の従軍慰安婦の被害を象徴する少女像について、ホワイトハウスのホームページで撤去を求める署名集めが行われ、3日までに10万人を超える署名が集まった。
30日以内に10万人以上の請願署名が集まれば、ホワイトハウスは何らかの回答をする規定。
(47NEWS「慰安婦像「撤去を」10万人署名 米ホワイトハウスHP」より 2013/01/04 18:27)
慰安婦像は、いわゆる従軍慰安婦の問題をめぐり、日本政府に賠償などを求めてカリフォルニア州で活動している韓国系市民団体が、2013年7月に設置した。韓国・ソウルの日本大使館前にある慰安婦像と同じデザインだという。
嘆願を呼びかけたアメリカ人男性は、慰安婦像は「日本のイメージを傷つけるだけ」だと語った。連邦政府が地方自治体の案件に介入する可能性は低いが、市議会への牽制になると期待を示したという。
慰安婦像撤去の請願を立ち上げた米テキサス州在住のトニー・マラーノさん(64)は、「目標達成は特筆すべき成功だ。多くの人が慰安婦像は日本のイメージを傷つけるだけだと感じている」と述べ、賛同者と署名集めに奔走した人々への謝意を示した。
請願が2月から慰安婦碑設置の可否を審議するカリフォルニア州クパチーノ市議会などへの牽制(けんせい)となることに期待を示した。
(MSN産経ニュース「米慰安婦像の撤去請願署名10万超す 受理の目標達成、欧州でも支持」より 2013/01/04 08:50)
※アメリカに設置された慰安婦像の撤去を求める嘆願署名が10万件を超えました。撤去に向けた取り組みについて、どう思いますか? あなたの声をお聞かせください。