ドバイで打ち上げられた50万発の花火がギネスを更新した。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1月1日未明、新年を祝う花火50万発が打ち上げられた。約94kmに及ぶ海岸線を彩り、ギネス記録を更新したという。朝日新聞デジタルが報じた。
地元紙ナショナルによると、コンピューター約100台を使って約400カ所からの打ち上げのタイミングを制御し、6分間の光のショーを演出した。ヤシをかたどった巨大な人工群島パーム・ジュメイラが浮き上がるように花火が上がると、見物客から大歓声が上がった。これまでの最大は2012年のクウェートで、海岸線約5キロで約7万8千発が打ち上げられた。
(朝日新聞デジタル「ドバイ花火50万発 堂々のギネス更新」より 2014/01/02 13:50)
英紙テレグラフによると、花火で鷲や、太陽、国旗なども描かれたという。
花火を手がけたグルッチ社は、1850年から花火を生業としており、アメリカ大統領の就任式のほか、北京オリンピックなど世界中のイベントでも、きらびやかな瞬間を生み出している。
湾岸地域最大の新聞であるGULF NEWSによると、グルッチ社はセキュリティ審査の遅れから、時間どおりにパーム・ジュメイラ型の花火を開始できなかったという。ショーをデザインしたフィル・グルッチさんは、「セキュリティ審査は得ていなかったが、ギネスレコードを破れてうれしい」と話した。
なお、グルッチ社による今回の花火のメイキングの様子は、YouTubeに動画が投稿されている。
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