衆院議員の辞職願が受理された東国原英夫氏が、12月19日に会見を開いた。猪瀬直樹氏が同日、東京都知事を辞任することを発表したことを受けて、取材が集中したことで記者団の質問に答えた。都知事選への出馬について、「現時点では計画も予定もつもりもない」と明確に否定した。ニコニコ生放送によると、記者団との主なやり取りは以下の通り。
【関連記事】
—猪瀬さんがお辞めになるということで、都知事選についてどう思っていますか?
「まだ辞任会見の模様も見ていないので、確たることは言えません。明確な言及はできないかなと思うんですが、都知事選については議員辞職したことの所感と変わっていません。都知事選出馬の予定はございません」
—改めてお考えになるという点では
「ご期待に沿えなくて申し訳ないですが、計画も予定もつもりもない」
—今後、誰かに相談するということは?
「仮定の話には答えられません」
—計画にはないということですが、都知事選への関心はありますか?
「私は何のために政治家になったかというと、憲法13条の幸福の追求権について、道州制の分権国家、それを成し遂げたいとは思っております。これは国と地方の両方からやらなくてはいけないので、国からも地方行政からもどちらも可能性がある」
—夢の実現のためには都知事になることも一つの手段と?
「現時点では予定も計画もありません」
—関心はある?
「地方分権国家の樹立には関心があります。その一環ではあるので」
—猪瀬知事の辞任にどう思う?次の都知事にはどんな人がふさわしいか?
「一般論ですが、政治とカネは非常に重要な問題。そこはオープンにするべき。猪瀬知事の辞任については、出処進退は政治家が自分で決めるべきなのでコメントは差し控えたい。オリンピックも控えていますし。その舵取りは非常に難しい。リーダーシップや決断力が試されるので、そういうことができる人がやるのが適切かと思っています」
—都知事選の争点は?
「猪瀬知事の場合は政治とカネのスキャンダルだったので、そこのクリーンさが試される。あともう一つは東京オリンピックなのでそこが争点になるのでは」
—今、いろいろな名前が挙がっていますが、誰かもしくはご自分がという点では?
「それは言葉は悪いですが誘導尋問になってしまうので、ここではコメントは差し控えます」
—都知事選には出ないということでいいんでしょうか?
「現時点では計画や予定はないです」
—都知事辞任と離党のタイミングが重なったということについては?
「正直言ってたまたま重なっただけ。リンクして結びつけられて困っています」
—現時点ではないということですが、今後は?
「それも含めて予定はありません」
—結党されたばかりの「結いの党」についてはどう思いますか?
「まずは維新のメンバーが、江田さんよりも先に行動を起こすべきだったと思います。旗印を掲げるのは維新ではないといけないと思ってました。非常に残念ですけど、江田さんに先を越されてしまった。江田新党にはエールを送りたいと思います」
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
関連記事