自民党の高村正彦副総裁は12月18日、東京都の猪瀬直樹知事について自発的辞任を促した。猪瀬知事は、医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取っていたことが、都議会で問題視されている。自民党幹部で猪瀬氏の辞任論を公言したのは初めてで、猪瀬氏の外堀は徐々に埋められつつある。NHKニュースは次のように報じた。
自民党の高村副総裁は記者団に対し、「副知事や知事としての職務権限に関係した仕事をする人から5000万円という大金を受け取った事実だけで出処進退を決断するのに十分だ。決断が遅れると、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの招致に成功した功績も台なしになる」と述べ、猪瀬知事は、早期に辞任を決断すべきだという考えを示しました。
(NHKニュース「高村氏 猪瀬知事は早期に辞任決断を」2013/12/18 11:35)
都議会は真相究明のために「百条委員会」を設置する方向で調整している。早ければ12月24日にも開かれる見込みだ。猪瀬知事の立場はどんどん追い込まれている。
徳洲会から現金5,000万円を受け取っていた猪瀬直樹東京都知事。さらに厳しい立場へと追い込まれている。都議会は、猪瀬知事の説明が二転三転し、このままでは真相究明ができないとして、偽証した場合、罪に問うことができる「百条委員会」を設置する方向で調整を始めた。
(FNNニュース『都議会、「百条委員会」設置で調整 早ければ24日にも開催へ』2013/12/18 01:02)
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