「嫦娥3号」月面着陸に成功 中国が宇宙大国アピール【写真ギャラリー】

中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)3号」が12月14日に月面への着陸に成功したと、国営テレビ局「中国中央電視台」が発表した。月面への探査機の着陸は、1976年の旧ソ連のルナ24号以来、37年ぶり。アメリカに次ぎ世界で3カ国目だ。
cctv

中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)3号」が12月14日に月面への着陸に成功したと、国営テレビ局「中国中央電視台」が発表した。月面への探査機の着陸は、1976年の旧ソ連のルナ24号以来、37年ぶり。アメリカに次ぎ世界で3カ国目だ。「宇宙大国」を目指す中国の狙いを、時事ドットコムは次のように報じている。

月探査は、2020年ごろの建設を目指す独自の宇宙ステーション計画と並ぶ中国の宇宙開発の柱。習近平政権は宇宙への進出で米国などを追い、国力や科学技術力を誇示。国威発揚を図るとともに、「宇宙大国」として地位を確立したい考えだ。

(時事ドットコム「中国探査機が月面着陸=3カ国目、無人車搭載」2013/12/15 00:26)

さらに12月15日には、「嫦娥3号」に搭載している探査車「玉兎号」を月面に降ろした。嫦娥とは月に住むと言われる伝説上の仙女。玉兎とは、月のウサギを指す。NHKニュースは中国が月での資源獲得を視野に入れているとして、以下のように分析した。

国営テレビは、月探査機から探査車両がゆっくりと降ろされる様子や月面に車輪の跡を残して走行する様子など、現地から送られてきたとされる映像とともに伝え、国家プロジェクトの成功を強調しています。6つの車輪で走行するこの探査車両は、およそ3か月かけて月面の形状や地質構造の調査を行う予定で、将来的な月の資源獲得を視野に、探査計画を加速させるものとみられます。

(NHKニュース「中国月探査機 車両を分離し本格調査開始」2013/12/15 15:23)

【※】着々と進む中国の宇宙開発について、どのように感じましたか?ご意見をコメント欄にお寄せください。

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事