選ばれた5人のプロ棋士とコンピュータ将棋のトップが激突する「電王戦」。来年3月から開催される第三回目の電王戦の発表会で、先手後手を決める「振り駒」の大役に、安倍晋三首相が登場した。
将棋は先手のほうが戦略を選ぶ幅が広がり、勝率も高いことからることから、先手有利とされている。電王戦では、5対5で3勝した陣営が勝ちとなるルール。先手・後手を決める振り駒は重要な位置を占めているが、安倍首相は5つの歩のコマ、すべてで表を出し、人間側が有利となる振り駒の結果となった。
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安倍首相は「将棋はクールジャパン、世界に発信していきたい」とし、「コンピュータは感情がなく、淡々と勝ちに向かっていく。人間にぜひとも勝っていただきたい」とプロ棋士を激励した。
電王戦はドワンゴと日本将棋連盟が主催する大会で、2013年は5人のプロ棋士が、1勝1分け3敗の結果に終わっていた。
電王戦のスケジュールは以下のとおり。
第一局 3月15日(土)/有明コロシアム(東京)
菅井竜也五段(先手) 対 習甦(竹内章氏)
第二局 3月22日(土)/両国国技館(東京)
佐藤紳哉六段 対 やねうら王(磯崎元洋氏)(先手)
第三局 3月29日(土)/あべのハルカス(大阪)
豊島将之七段(先手) 対 YSS(山下宏氏)
第四局 4月 5日(土)/小田原城(神奈川)
森下卓九段 対 ツツカナ(一丸貴則氏)(先手)
第五局 4月12日(土)/将棋会館(東京)
屋敷伸之九段(先手) 対 ponanza(山本一成氏・下山晃氏)
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