「伊400」ハワイ沖で見つかる 世界最大級だった旧日本軍の潜水艦【動画】

ハワイ・オアフ島沖の海底で、旧日本軍の大型潜水艦「伊400型」が発見された。ハワイ大学の研究所が12月2日、発表した。

ハワイ・オアフ島沖の海底で、旧日本軍の大型潜水艦「伊400」が発見された。3機の特殊攻撃機「晴嵐」を搭載することができ、潜水空母(せんすいくうぼ)のニックネームでも知られている。全長120メートルと、第二次世界大戦中に就航した潜水艦の中でも最大の巨大潜水艦の全貌が明らかになった。

ハワイ大学の研究所が12月2日、発表した。47NEWSが以下のように伝えている。

原子力潜水艦が建造されるまでは世界最大級だった「伊400」で、第2次大戦の終結直後に米軍が押収、高度の技術がソ連の手に渡るのを警戒し、破壊して沈めた。

オアフ島南西沖の深さ約700メートルの海底で、同研究所の有人潜水艇が見つけた。

(47NEWS「旧日本軍の大型潜水艦発見 ハワイ沖、戦後米が破壊」より 2013/12/04 09:25)

伊400型は大型の潜水艦で、当時としては最先端の技術が用いられていた。MSN産経ニュースの記事を引こう。

伊400は全長約120メートルで翼を折り畳んだ攻撃機を3機搭載できた。給油無しで地球を1周半連続航行する能力があったとされ、旧日本軍は当時米国が管理していたパナマ運河などへの攻撃に使うことを検討したとみられている。

(MSN産経ニュース「旧日本軍の大型潜水艦「伊400」ハワイ沖で発見 高度技術流出恐れ米が破壊」より 2013/12/04 11:08 )

ロイターによると発見されたのは今年8月。現地で調査した米海洋大気局(NOAA)が、日米政府と発見内容を精査したために発表が遅れたという。

今年8月に海底約700メートルのところで偶然見つかっていたが、NOAAが米国務省や日本政府の関係者らと発見について精査していたため発表が遅れた。

(Reuters「ハワイ沖で旧日本軍の潜水艦発見、米軍が大戦後に破壊」より 2013/12/04 13:05)

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