小笠原の新島 ネット地図各社、爆速対応したのはどこ?

小笠原諸島・西之島の南南東約500メートルに現れた、海底火山の爆発によって新しい島ができたことを確認した。インターネット地図サービスでさっそく対応した会社はいったいどこなのか。

海上保安庁は20日、小笠原諸島・西之島の南南東約500メートルに、海底火山の爆発によって新しい島ができたことを確認した。

インターネットにおける主要な地図サービス4つ(Yahoo, Google, Bing, ゼンリン)を確認したところ、11月26日午前11時点では、「Yahoo!地図」にだけこの新しい島が描かれている。

こうした地図サービスは、Yahoo!などサービス事業者が、ゼンリンなど地図製作会社からデータの提供を受け、さらに情報を加工して運営されている。Yahoo!では、海上保安庁の発表した情報を元に、独自に対応したという。

西之島の南東にある点線部分が、新しい島ができたあたりです。

島の位置の推定は、海上保安庁のプレスリリースで発表されていた下記の情報を参考にしました。

 27-14.3N 140-52.8E

この暗号のようなものは、「北緯27度14.3分、東経140度52.8分」を示しています。

また、陸の大きさは海上保安庁の「海域火山データベース」の情報を参考にしています。

(Yahoo!地図ブログ「Yahoo!地図で小笠原の西之島付近にできた島を掲載しました」より 2013/11/21)

Yahoo!地図ブログでは、新島の大きさ、およそ200☓300メートルという大きさが、実感として分かるよう、東京駅と大阪駅の地図に赤い丸で島の大きさを描いて紹介している。

なお、測量を専門とする株式会社パスコのウェブページには、11月22日に撮影された衛星写真が掲載されている。

また、国土地理院のウェブページにおいては暫定扱いとして、地図データに新島の姿が確認できる。

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