サッカー日本代表は11月20日早朝、ベルギーとアウェーで国際親善試合を行った。ベルギー代表はアザール(チェルシー)、フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)などヨーロッパで活躍する選手を集めた強豪。16日のオランダ戦に続き、中2日という厳しい日程の中、3対2(前半1対1)で日本が勝利した。
前半15分、カウンター攻撃を受け、GKの川島が飛び出したところをかわされてミララに先制される。しかし前半37分に右サイドから酒井宏樹のクロスを柿谷が頭で合わせ1点を返すと、後半8分、左サイドをパスワークで崩して本田が右足で逆転ゴールを決める。良い流れの中、さらに後半16分、右サイドから長谷部が持ち込んだボールを柿谷が落として岡崎が右足で追加点。2点差とする。
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その後、相手の前線からの守備に苦しみ、後半33分にアルデルヴァイレルトにコーナーキックから頭で合わされ1点差に迫られると、ボールを支配され押し込まれる展開が続いたが守り切って勝利した。柿谷が1ゴール1アシストの活躍だった。
試合後のインタビューでザッケローニ監督は「内容には満足している。相手はフィジカルで押してくる中、テクニックで対抗する流れになった」とコメントしているほか、本田圭佑も「2試合とも自分たちのサッカーをやれた」とし、いずれも充実した内容に評価を与えている。
この試合で日本代表は2013年の全スケジュールを消化。ブラジルワールドカップの本番直前となる3月まで試合はない。大迫、山口螢などJリーグで活躍する新戦力を試しつつ、オランダに2点差から引き分けに持ち込み、ベルギーに逆転勝ちとアウェーの強豪相手に一定の結果を残し、収穫のある欧州遠征だったと言えるだろう。
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