このごろどうも耳が聞こえにくい、と思ったことはないだろうか。ヘッドフォンをかけ、画質を1080pに設定して、冒頭のビデオを見てみよう。自分の耳年齢がわかるはずだ。
ビデオが始まったら、右下の設定ボタンをクリックして画質を1080pに変更するのをお忘れなく(1080pを選択すると、赤く「HD」と表示される)。高画質にしないと、すべての周波数を聴きとれないかもしれない。
年齢とともにまず衰えを感じるのが聴覚だ。子どもの時、なぜ両親はいつも大声で会話をするのだろうと疑問に思ったことはないだろうか。「AsapScience」がビデオで説明しているところによると、内耳の奥にある蝸牛には有毛細胞があり、年を取るにつれて、この部分がダメージを受けてしまうのだ。(蝸牛では、入口周辺にある有毛細胞が20,000Hz位の高い周波数の分析を担当し、奥に向かうにつれて低い周波数を担当しているが、入口に近い有毛細胞ほどあらゆる音にさらされるため、長い期間がたつにつれて損傷が進むとされている)
残念なことに、この損傷は治らない。若い時にガンガン音楽を聴いていると、いずれ後悔することになるわけだ。
聴力低下を招く原因は他にもある。耳の感染症や骨の異常発達、鼓膜の破裂などだ。しかし、日常生活で耳にする大きな音もまた、悪影響を及ぼす可能性がある。ドライヤーの音は85デシベルもあり、後遺症をもたらすほどのダメージを耳に与えかねない大きさだということをご存じだったろうか。
※冒頭の動画では、「全年齢が対象の8000Hz、次に1万2000Hz(50歳以下)、1万5000Hz(40歳以下)、1万6000Hz(30歳以下)、1万8000Hz(24歳以下)となっている。
以下の動画も聴覚テスト。自動車の速度メーターの数字に意味はなく、Hz数とメーター上の文字がテスト結果になる。
[Yagana Shah(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]
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