アメリカのバラク・オバマ大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相の間で盗聴疑惑をめぐる論争が繰り広げられてはいるが、結局は同盟諸国の首脳はみんなで祝福し合うことになる。雑誌「フォーブス」が選んだ2013年の世界で最も影響力のある人物のリストに入っている人たちにしてもだ。
フォーブス恒例の首脳・投資家・慈善家・企業家ランキングは、影響力および資金力に基いている。世界の人口推計72億人に対し、選出する人数が1億人に1人の割合になるように72人がリスト入りしている。
新しくリスト入りした中で特筆すべきは教皇フランシスコ。今年もっとも注目された人物と言っていいだろう。教皇として初登場しトップ10入り。フォーブスによると、2013年3月に行われた教皇選挙(コンクラーベ)は「世界最大の宗教に新たなエネルギーを吹き込んだ」ものだった。フォーブスが教皇フランシスコを称賛する理由として、ソーシャルメディアを活用し、貧困層への思いやりを表し、教会内での助成に対する役割を拡大させたことが挙げられる。
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過去4年間のなかで3回首位を獲得したオバマ大統領は2位に転落した。
「オバマ大統領は、2期目を務める大統領が通常陥るレーム・ダック(死に体)の時期に早くも突入したように見える。最近の例で言えば、政府機関閉鎖をめぐる混乱である」とフォーブスは述べている。
日本からは、日本銀行の黒田東彦総裁が39位、ソフトバンク創業者の孫正義氏が45位、安倍晋三首相が57位にランクイン。
スライドショーで世界で最もの影響力のある資産家と政治家たちを見てみよう。
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