ハフィントンポスト各国版の10月8日のスプラッシュを紹介します。スプラッシュとは、ハフィントンポストのトップ記事のこと。イタリア版では、1992年のマフィアによる裁判官爆殺事件「カパーチの虐殺」に、2人の極右が関与していたことが判明したと伝えています。
【イタリア版】
STRAGE DI CAPACI PISTA NERA E SERVIZI DEVIATI カパーチの虐殺 黒い捜索
マフィア撲滅を掲げていたジョヴァンニ・ファルコーネ判事が1992年5月23日妻と警官3名とともにマフィアに爆殺された「カパーチの虐殺」について、「コーサ・ノストラ」などマフィアに加えて右翼の過激派2人が関連していることが判明しました。
【US(アメリカ)版】
GOP SENATOR:FREE THE HOSTAGE! 共和党上院より:人質を開放しろ!
10月17日に迫るアメリカの債務上限引き上げの期限。デフォルト(債務不履行)を回避するため、上院では民主党がオバマケア(アメリカの医療保険制度改革)の撤回といった条件を含まない「クリーン」な法案を提出する用意を進めています。レポートでは、上院の共和党の中にも「クリーン」な法案に賛同する動きを見せている議員が出てきました。
【UK(イギリス)版】
BBCのニュース番組「ニュースナイト」に『セサミ・ストリート』のクッキーモンスターが出演しました。キャスターのエミリー・メイトリスが一貫して真顔でクッキーモンスターとやりとりしていた様子が話題になっています。
【スペイン版】
経済協力開発機構(OECD)による生徒の学習到達度調査(PISA)で、スペイン人はOECD加盟国の中で読解力、数学知識の2分野でイタリアと共に最低だったことを伝えています。PISAは、3年ごとに15歳の生徒を対象に読解力、数学知識、科学知識の3分野について調査を行うものです。
【マグレブ(アフリカ北西部)版】
D'AL JOUMHOURI À NIDA TOUNES アル・ジュムフーリーとニダー・トウネス
チュニジアの政党アル・ジュムフーリーの創設に加わり、7月25日に離脱を表明した前労働大臣サイード・アイディ氏のインタビューを掲載。サイード・アイディ氏は同じくチュニジアの政党ニダー・トウネスに参加を表明しています。「アル・ジュムフーリー内に民主主義はあるのかと私は告発したい」と発言しています。
【フランス版】
LE FN EST D'EXTRÊME DROITE (selon 57% des Français) フランス国民戦線は極右(フランス人の57%がそう思っている)
マリーヌ・ル・ペン率いるフランス国民戦線は、自らを「極右ではない」と公言していますが、世論調査会社YouGovが行った調査によると、フランス人の57%が「極右だ」と回答しました。フランス国民戦線は、10月3日にイタリア・ランペドゥーザ島で起きた難民船沈没事故について、難民の流入を強化すべきだと主張しています。
【カナダ版】
BULLDOG BITEBACK ブルドッグ、あわてて口を閉じる
モルジブのワヒード大統領が、大統領公式ウェブサイトでカナダのジョン・ベアード外相が「不適切で侮辱的な」発言を行ったと表明しました。その内容は「モルジブの国内政治」に関連するものだとしていますが、具体的にどのような発言をしたかについては明らかにしていません。
【日本版】
小泉純一郎元首相の「脱原発」発言が波紋を広げる中、息子の小泉進次郎内閣府・復興政務官は10月7日、原発問題に関して「国民の間で釈然としない気持ち、なし崩しに(原発依存に)行っていいのかという声が脈々とある気がする」と話し、純一郎元首相に理解を示しました。