ハフィントンポスト各国版の10月5日のスプラッシュを紹介します。スプラッシュとは、ハフィントンポストのトップ記事のこと。本日のイギリス版からのトップニュースで、反移民、反EUを掲げる保守政党、独立党党首のナイジェル・ファラージュ氏が2015年に予定される総選挙は南東部の南サネットから出馬することが判明しました。
【US(アメリカ)版】
政府機関閉鎖の事態が続くアメリカ。与党民主党は、「ディスチャージ・ペティション」(Discharge Petition)という規則で打開を狙っています。この規則は、1週間以上委員会で審議されなかった法案が、下院議員の過半数の署名があれば本会議で採決できるというもの。下院の定数は435で過半数は218。下院の民主党議員200人が署名すれば、18人の共和党下院議員の「造反」で本会議の採決に持ち込めます。民主党が提出した、オバマケア(アメリカの医療保険制度改革)の撤回という条件を含まない「クリーンな」暫定予算案に賛同を示している共和党の下院議員は少なくとも21人いますが、彼らがこの署名に賛同するかどうかは不透明です。
【UK(イギリス)版】
イギリスでは2015年に総選挙が予定されています。反移民、反EUを掲げる独立党(UKIP)党首のナイジェル・ファラージュ氏は、イギリス南東部にある港町マーゲートがある南サネット選挙区からの出馬を予定しています。独立党はことし5月に行われた統一地方選挙で8議席から147議席へと大幅に議席を増加させています。
【スペイン版】
スペインのマルベージャ市役所で起きた汚職事件に関し、マラガ地方裁判所が汚職の実態に関する報告書を発表しました。この汚職事件に関与したとして、スペインのサッカーリーグ、リーガ・エルパニョーラのセビージャFC会長ホセ・マリア・デル・ニド氏が訴追され、懲役7年6ヵ月の有罪判決を受けています。
【マグレブ(アフリカ北西部)版】
チュニジアの労働組合、チュニジア労働総同盟(UGTT)のfacebookページで、10月5日より政権移行に関する対話が開始されると発表されました(その後削除)。チュニジアの与党のアンナハダは、野党エタカトルとの協議がまとまり次第退陣の意向を示しています。チュニジア労働総同盟は、2011年のチュニジア政変でも中心的役割を果たし、今回の政権移行でも仲介を行っています。
【イタリア版】
イタリア上院でベルルスコーニ元首相の議員資格剥奪を勧告する決議が可決し、ベルルスコーニ元首相の議員資格剥奪が本会議で採決されることになりました。ベルルスコーニ元首相は疲労の色が濃く、「5日間ほど猶予がほしい」と要求しているとのことです。
【フランス版】
ハフィントンポストフランス版編集部のステニシアス・クラランド記者による、鬱にならないために瞑想を取り入れた治療を行っているパリの聖アンヌ病院のレポートが紹介されています。
【カナダ版】
カナダでは、行方不明になったり殺害されたりした先住民の女性が600人近くもいます。カナダの議会前で、この問題の解決を求める数百人のデモが行われました。デモ参加者たちは、先住民の女性たちも「公平に正義が守られるべきだ」と語っています。