世界の美しい運河の写真を見たら、きっとすぐに旅行に行きたくなる【画像集】

世界にある、あまり知られていない運河や運河町をカウントダウン形式で紹介するので、大小さまざまな運河の美しさを堪能してほしい。
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パナマ運河やイタリアのヴェニスにあるグランド・キャナルのことは知っているかもしれない。でも、コリントス運河もその二つに勝るとも劣らない。

コリントス運河はペロポネソス半島とギリシャ本土間を開削したもので、その両側は驚くほど高く切り立った崖がある。正確に言えば、海抜90メートルほとだ。

紀元前7世紀からこのような運河を作る計画があった。ジュリアス・シーザーや皇帝ネロなど、古代の支配者たちも運河建設を試みたが、誰も成功しなかった。

1882年、ギリシャのトリクピス首相がついにコリントス運河建設の時だと述べ、建設の法案を通過させた。

開通当初は貿易船の船長がこの運河を利用し、第二次世界大戦ではイギリス軍がドイツ軍の先遣部隊が通るのを阻止しようと運河を破壊したこともあった。

世界にある、あまり知られていない運河や運河町をカウントダウン形式で紹介するので、大小さまざまな運河の美しさを堪能してほしい。

5 ミディ運河(フランス)

ミディ運河は「二つの海を結ぶ運河」とも言われ、フランス南部トゥールーズ近くの大西洋と地中海を結んでいる。フランスの国王ルイ14世が運河建設費用のおよそ半分を自費でまかない、運河はその時代の貿易に重要な役割を果たした。今では観光客やカヌー愛好家、運河の周辺でウォーキング、ローラースケートを楽しむ人たちで賑わっている。

4 ヴェニスビーチ(アメリカ・カリフォルニア)

1905年、タバコ販売で巨万の富を得たアボット・キニーが、南カリフォルニアにイタリアのようなリゾート街を作ろうと決めた。数年後、その地は車が行き来し、彼が独自で作った運河が埋め立てられて道路となった。しかし、埋め立てられずに残った運河が、今ではツアーガイドお気に入りの観光スポットとなり、そのロケーションの良さから運河周辺の土地は不動産業者にとっても人気のエリアとなっている。

3 西塘(シータン)古鎮(中国)

西塘古鎮は中国で有名な「水の街」で、上海や長江周辺の運河で結ばれた小さな古い街の交通網となっている。西塘の街を9つの川が入り組み、この街の神秘的な美しさは映画「ミッション:インポッシブル3」の一場面で見事に描かれている。

2 モンマスシャー&ブレコン運河(イギリス・サウスウェールズ)

「モン&ブレック」運河は、35マイル(約56キロ)に及ぶブレコン・ビーコンズ国立公園の中をくねくねと流れるたくさんの小さな運河の集まり。もともとは鉄や石炭を運搬する目的で作られたものだが、現在では、魅力的なウォータフロントの集落がたくさん集まったくつろぎの場となっている。

1 エル・グーナ(エジプト

エル・グーナは、紅海上にある完全な人工の運河で、旅行客のオアシスになっている。1990年に作られ、ホテルやゴルフコース、水族館、ゴーカート場などのくつろぎの施設が多くある。多くの見晴らしのよい運河が集まっていることで、(人工の)ビーチのすぐ近くに別荘を買い求める家庭が多く集まっている。

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