iPadを迫撃砲の照準に使用:自由シリア軍

首都ダマスカスの郊外で、内戦中の自由シリア軍が、iPadを使って迫撃砲を撃っているというものだ。

近頃はなんでもアプリがあるが、これはそのなかでも究極かもしれない。

ロイター通信のモハメッド・アブデラ氏は9月15日、シリアの反政府武装組織である自由シリア軍のすごい写真を撮影した

首都ダマスカスの郊外で、内戦中の自由シリア軍が、iPadを使って迫撃砲を撃っているというものだ。

写真から推測するに、自由シリア軍は、照準システムのない追撃砲で狙いを定める際に、「iHandy Level Free」などの、水準器(一定の物体の地面に対する角度や傾斜を確認する器具)になるiPadアプリを使っているようだ。

英国在住の兵器アナリスト、エリオット・ヒギンズ氏は「タイムズ」紙に、「こうしたアプリはここしばらく使われている」と説明している。「一部ではスマートフォンも使われている。珍しいことではない」

戦場でタブレットが使われていることは、普通の人には驚きかもしれない。しかし、Apple社はこれを予想していた。iTunesの利用者がみんなサインしている許諾契約には、次のように書かれている。

「これらの製品を、核兵器、ミサイル兵器、化学・生物学兵器などの開発、設計、製造、生産など、米国の法律が禁じている目的には利用しないことに同意する」

[Drew Guarini(English) 日本語版:緒方亮/ガリレオ]

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